スーパーフィードバック(Super Feedback)
ノータイムで常にリアルタイム(同期的)にフィードバックを享受できること、あるいはそのような状態。
例
文章をつくる際、頭の中でこねたものを出力するのではなく、出力したものを見ながら変更する形で仕上げる
ただし画面反映にラグがあると支障が生じるので、0.0x秒でもラグがあってはいけない
ゲームと同じと考えればわかりやすいはずです。FPSのようなアクションゲームがわかりやすいですが、0.0x秒でもラグがあると体験が変わります。ライティングにおいても同じ水準を求めるということです。たとえばシンクライアントなど画面転送型のソリューションでは達成できませんし、動作の重いSaaSでもダメでしょう。おそらくはローカルで動かすテキストエディタかIDEになるはずですsta.icon
鏡を見ながらダンスその他パフォーマンスを撮影する
少しわかりづらいですが、鏡に写った自分のパフォーマンスを常に見てフィードバックを受けながら動くということです。ちなみに、このスタイルだと、撮影作品は常に鏡目線になってしまいます。また、鏡がない場合はスマホのインカメラに写った自分を見ながら撮影するため、常にカメラ目線になりますsta.icon
ダンス(というより音楽ゲームですが)でわかりやすいのはダンスラことDANCERUSH STARDOMです。このゲームは2025/05まで動画撮影機能があり、譜面を見ながら踊る様子を撮影できました。もちろんプレイヤーは譜面を処理しながら踊っているので、意図的に外すか譜面無視しない限りは、目線は常に譜面(カメラはそのそばにあるので実質カメラ目線)になります
Zoomなどリモート会議で「自分が写っているビデオ」を見ながら喋るsta.icon
これもわかりづらいかもしれませんが、自分の表情その他非言語的な様子を動的に調整するために、自分の写りを見ていますsta.icon
概要
アビジュアル(avisual)など脳内で「自分が動いている様子」をエミュレートできない場合、制御を続けるためにはリアルタイムなフィードバックが必要である これを実現するのがスーパーフィードバックであり、上記例のような措置を必要とする
ちなみにアビジュアルはビジュアルを扱う能力自体がないので、スーパーフィードバックでも十分とは限りませんし、おそらく人並以上にはなれません。が、ないよりははるかに助かるでしょうsta.icon
開発秘話
名前づけの話です
直感的につけるなら「同期的フィードバック」でしょうが、意味が一般的すぎて受け取られ方が広がりすぎる恐れがありました。ですので、大胆にキャッチーな言葉を持ち出して、強めのフィードバックなんだぞとのニュアンスをつけることにしました。選ばれたのは、スーパーです。